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<破損画像になる条件にして得たサンプル写真/Canon EOS 5D Mark3>
デジタル一眼レフカメラを初めて使った2003年頃にプロカメラマンで「撮った写真がなくなった」「画像が破損していた」などトラブルをよく聞きました。その頃にはコンデジは一般の人も持っていましたがそういうトラブルの話は聞きませんでした。工学部卒業で理系の私は理論的になぜ紛失破損が起こるかを考察しました。記録メディアのフォーマットは全てWindowsフォーマットであることを知り、Macを使っているカマラマンにトラブルが起こっていることが解りました。当時のMacはOS9でカードリーダーで接続した記録メディアをマックフォーマットしようとする癖があることが解りました。なので写真をパソコンに取り込む時には、カードリーダーを使わずカメラのUSB端子にコードを差し込みパソコンに繋げて『EOS Utility(当時は名前違いました)』などのメーカー純正の画像読み込みソフトを使って画像を取り込むようにしました。そうするとトラブルは年に一回くらいに激減しました。
完全にトラブルをなくしたい私が色々調べて、カメラに付いてる記録メディアのフォーマット機能(初期化)では完全にメディアが初期化されずに『デジタルの細かいゴミみたいなもの』が蓄積していき、それが溜まって年に一回くらいトラブルになることが解りました。そして記録メディアを完全に初期化するにはWindowsパソコンで初期化(クイックフォーマットのチェック外して)しないといけないことが解りました。

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↑Windowsパソコンでの記録メディアフォーマットはこの状態です。
そういう事実が解り私はWindowsパソコンを持ってなかったのでメインのデスクトップマシンをWindowsに変えました。他にも色々なことが解ったので箇条書きにしておきます。

・記録メディアは時々Windowsパソコンで完全初期化してからカメラでも初期化して使う。
・デジタルのゴミが残るのでカメラで記録メディア内の画像を削除しない。
・記録メディアへの画像記録容量の9割までにする。(デジタルのゴミが画像に影響するのを避けるため)
・パソコンへの取り込みはカメラからコードを繋いでカメラメーカー純正の取り込みソフトを使う。
・記録メディアの接点を直接指で触らない。
・記録メディアは安物を使わずに信頼出来るメーカーもを使う。(永久保証のあるメーカーなど)
・SDカードよりコンパクトフラッシュカードの方が構造的に信頼性はかなり高い。(カメラ購入時に考える)

これを完全に行ってから写真の紛失や破損は完全になくなりました。それでも何か起こることを考えて最低2枚は同じカットがあるように撮影しています。たとえ一枚破損しても大丈夫なように。(例外が一件だけあるのでまたそれは別の機会に書きます)

ちなみに破損した桜の写真はこの記事を書くときのサンプル写真が欲しかったので作品撮影中に『カメラで記録メディアの削除を時々行いながら、32GBのコンパクトフラッシュが残り10枚になるまで撮って』作りました。ちゃんと出来た時は「ほらやっぱり」と思いました(笑)

仕事の写真もプライベートの写真も大事ものがなくなると困るでしょうから、万が一のトラブルをなくすためにやってみて下さい。

写真家・高野晃輔のwebsite