『比叡山延暦寺から望む朝日』
<Canon EOS-1N EF17-35mm f/2.8L USM FUJIFILM Velvia 撮影2005.12.23>

あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
みんながいきいきと幸せになれる一年になれますように。

この写真は『別冊太陽 比叡山延暦寺』の撮影で比叡山山中に宿泊した時のものです。大雪で宿坊も参拝の方がすべてキャンセルになり「撮影を延期されますか」という問い合わせがきていましたが、私は十二年籠山の行を一年で一番過酷な雪の日に撮りたかったので「雪の日に撮りたいので行かせて下さい」とお願いて行きました。

早朝4時からのお勤めの撮影を済ませて、暖をとろうと宿坊の『延暦寺会館』の部屋に戻ってきた時がちょうど日の出の時間でした。取材なのは別館に泊まることが多かったのですが、この日は私達以外に宿泊する人がいなかったので宿坊の方の御配慮で新館最上階の一番南の部屋に泊まらせて頂けました。それでこの朝日の写真が撮れました。縦位置の写真は『別冊太陽 比叡山延暦寺』の裏表紙の内側の写真になってます。

『別冊太陽 比叡山延暦寺』でフィルムで撮影したのは全体の1%くらいで7回くらいです。この写真をフィルムで撮影したのは朝日や夕日の撮影時に当時のデジカメのセンサー性能ではハイライトがとぶ(真っ白になること)の部分が弱かったからです。

窓ガラスごしの撮影になるので絞りは浅めに設定してレンズの周りを黒布で囲いガラスの反射と画像劣化を最低にするようにしています。