街の風景写真ではその街のイメージを自分の中に創りながら撮影しています。
東京都足立区の撮影では初日が曇りだったので、車での移動を抑えて出来るだけ歩きながら色々見ました。
足立区はその昔、日光街道・奥州街道の江戸から一つ目の宿場でした。
また、松尾芭蕉の奥の細道への旅立ちの地と言われています。
街の中心を流れる荒川に3本鉄道の橋梁が連なっている場所で『旅立ちの地』のイメージを頭の中につくりました。
晴天の二日目、前日に決めたポイントに着いて撮ったファーストショットがこの絵です。
撮りたい形の車両と同時に奥の橋梁にも電車が走るベストタイミングを捉えることが出来ました。
<アットホームタイム2017年6月号>